Excelで比率をグラフ化する1:円グラフ

アンケートで各項目の比率を視覚化する方法として円グラフがあります。

次の円グラフは日本国内で公開された洋画公開本数の国別内訳です。

「a)」は、共同制作を除いた本数です。

 

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総務省統計局の統計データ「23-9映画」より

http://www.stat.go.jp/data/nihon/23.htm

 

上記の円グラフでは、アメリカ合衆国で制作された映画が多いと視覚的にわかります。

 

次の3つの場合ではどうでしょうか?

ケース1:すべてが正の数値

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3-D円グラフにすると次のようになります。

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ケース2:一部が負の数値

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3-D円グラフにすると次のようになります。

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ケース3:すべてが負の数値

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3-D円グラフにすると次のようになります。

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ケース1からケース3のすべてで同じ円グラフになります。

視覚的に同じように見えることは、間違った判断をしかねません。

円グラフ内に数値が表示されているといえ、正しい表現とは言いかねます。

ケース2の場合は、負の数値を除きグラフ化した方が実態を表現しているように思えます。

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負の数値を含んでいる場合の視覚化を次回また考えてみましょう。

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Excel IF関数で#VALUE!エラーが表示される

ExcelのIF関数は、条件に応じて計算方法を変更する時に使います。

計算式によっては、#VALUEエラーが表示されることがあります。

B列をA列で除算(割り算)し、100を乗算(掛け算)する例を考えます。

Case1

単純に計算する場合には、次のようになります。

A B C D
1 データ1 データ2 計算 数式
2 100 120 120 =B2/A2*100
3

Case2

IF関数を使い、除算する数値(分母)が、正、0、負の場合で分けます。

C列のセルには、次のように数式を入力します。

=IF(A2>0,B2/A2,IF(A2=0,””,(B2/ABS(A2))))*100

ABS関数は、数値を絶対値(負の数値を正の数値)で返す関数です。

A B C D
1 データ1 データ2 計算
2 100 120 120
3 -100 120 120
4 0 120 #VALUE!

上記の数式では、「0(ゼロ)」で除算した場合、#VALUE!エラーが表示されます。

通常、数値を「0(ゼロ)」で除算すると、#DIV/0!エラーが返されます。

上記数式の問題は、最後の「*100」です。

「0(ゼロ)」の場合、上記数式では、「””」を返します。

この「””」に100を乗算したため#VALUE”!エラーが表示されます。

「””」は空欄(セルに入力値がない)です。

試しに、=あ*100とセルに入力してみてください。

#VALUE! と表示されます。

上記数式は、次のようにします。

=IF(A2>0,B2/A2*100,IF(A2=0,””,(B2/ABS(A2))*100))

「0(ゼロ)」の場合は、「0」を返します。

「0(ゼロ)」の場合、空欄(セルに入力値はない状態)になります。

2011年5月20日に、「半角スペース(ASCII文字コード 32)を返します。」と記述しましたが、間違いです。

「””」と「” “」では、後者は半角スペースが「”(ダブルクォテーション)」の間に入っています。

後者の場合は、「半角スペース(ASCII文字コード 32)」を返します。

IF関数の結果に対して、四則演算する場合は注意が必要です。

数式に誤りがあったため修正しました。